噛むことの大切さ

千葉市若葉区の歯医者、くせ歯科診療室のブログページです。

こんにちは。大型連休が終わり、暑いと感じる日も増えてきましたね。

 

ところでみなさんは一口に何回くらい噛んでいますか?

「一口30回は噛んで食べた方が良い」と一度は聞いたことがあると思いますが、恐らくそんなに噛んでいる方は少ないのではないでしょうか。

現代の食事は柔らかく、あまり噛まなくてもすむものが好まれる傾向があるため、戦前に比べて咀嚼回数(噛む回数)が半減しているそうです。

柔らかいものを食べるには咀嚼回数が少なくても飲み込むことはできますが、咀嚼には「食物を細かく砕く」ほかにも、色々な意味・役割があります。

 

①胃腸の働きを促進する

消化酵素を含む唾液の分泌が促進され、胃腸の負担を軽くする。

②むし歯・歯周病・口臭の予防

唾液の抗菌作用によって、お口の中の細菌が減り予防効果が期待できます。

③肥満防止

ゆっくり噛んで食べると、食べ過ぎる前に脳に満腹信号が届き、食べ過ぎを防ぐことができます。

④脳の働きを活発にする

噛むことで脳への血流が増えて働きを活発にするため、脳の若さを保ち、老化を防ぎます。

⑤味覚が発達する

唾液の分泌が促進され、その唾液を介して味を感じます。ゆっくり噛んでいるうちにお口の中全体にいきわたり、おいしさをしっかり感じることができます。

⑥発音がはっきりする

お口周りの筋肉が発達し、発音がはっきりします。

自然によく噛んで食べるようになるために、ちょっとした工夫を心がけてみましょう。同じ素材・メニューでも噛む回数は変わってきます。

例えばこれらを比べると明らかに噛む回数は変わることがわかりますね。

きゅうり:薄切りと乱切り

豚肉:ハンバーグとトンテキ

刺身:サーモンとタコ

毎日の食事の中に歯ごたえのあるもの、繊維や弾力のあるもの、大きめに切ったものなどを意識的に取り入れるようにしてみましょう。

しっかり噛んで、おいしく食べて、健康を保ちましょう!

歯ごたえの秘密

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こんにちは。明るい春の日差しがキラキラと差し込み、例年よりも早く開花が始まった桜の花びらが日本列島にひらひらと舞う、美しい季節となりました。

キラキラ、ひらひら…と、日本語には色々な擬音がありますが、食に関するものもさまざまあります。

例えば「シャキシャキ、もちもち、プリプリ、さくさく、パリパリ、つるつる、パサパサ、ねばねば」

…これだけで私たちはその食べ物がどんな食感なのか想像することができます。では、その「食感」は、どうやって感じているのか考えたことはありますか?

食感のうちの「口当たり」や「のどごし」のような部分は舌やお口の中の粘膜が感じ取っています。それは何となくわかりますね。

では、「歯ごたえ」は?これも舌や粘膜なのでしょうか?

答えは「歯根膜」歯根膜とは、「歯の根っこ」と「歯を支える歯槽骨」の間にある薄い膜のこと。

歯根膜は、歯の根と歯槽骨をしっかり結びつける役割や歯槽骨に刺激がそのまま伝わらないようにするクッションの役割も担っています。

歯が抜けてしまうと、この歯根膜が一緒に失われてしまうことも多く、また、残っていても、歯がないと歯根膜に刺激が伝わりづらいため、食事をしてもその「食感」を感じることが難しくなります。

歯根膜を失ってしまうと入れ歯を使用しても食感を得られないので、食の楽しみは半減してしまいます。

自身の歯を保つことは非常に大切なことなのですね。

歯根膜は歯ぎしりなどの強い力が継続的に加わることで破壊されることもあり、そのような時に「歯根膜炎」が起き、痛みを感じることもあります。

むし歯かな、と思っていたら、実は歯根膜炎だった…ということがありますので、痛みを感じたらなるべく早く受診してくださいね

4月の医院からのお知らせ

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4月11日(火曜日)院外研修のため休診とさせて頂きます。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

その他、水曜・日曜は休診となっております。

3月の医院からのお知らせ

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3月14日(火)は、院内LAN設備、PCセキュリティー点検のため休診とさせていただきます。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

その他、水曜・日曜は休診となっております。

レントゲン撮影ってどうして必要なの?

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こんにちは。少しずつ日が長くなり、春の訪れが近づいている気配を感じます。

本格的な春になるにはまだ少しありますが、体調をしっかり整えて健康に過ごしていきましょう!

歯科ではレントゲンを撮ることがよくあります。

「むし歯ができているのは歯を見ればわかるはずなのに…」

「歯石をとってほしいだけなのに…」

「必要のない、無駄な検査をされているのでは!?」

と思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、むし歯ができていること、歯石がついていることは歯科医師が診ればわかりますが、実は歯科治療では直接目で見えない部分の情報がとても大切なのです。

レントゲンはその直接目で見えない部分の情報を得るために行う検査です。レントゲンでわかることには主にこのようなことがあります。

 

◎むし歯

むし歯の進行度、詰め物やかぶせ物に二次むし歯の原因となる隙間や段差ができていないか、また、その下にむし歯ができていないかなどの確認を行います。

◎根っこの状態、破折

むし歯が進行すると根っこに炎症を起こしたり、膿がたまったりすることがあります。また、歯冠部や根っこの割れやひびを確認することができます。

◎歯周病

歯周病は進行するにつれ、歯と歯肉がはがれて隙間が大きくなり、歯肉の下にも歯石がつきます。また、歯を支える顎の骨が次第に吸収されて歯がグラグラになり、最後には歯が抜けてしまいます。レントゲンは、そのような歯周病の進行状態の確認に有効な手段です。

◎顎関節症

顎関節のズレや変形などを確認し、顎がカクカク鳴ったり、痛みが生じたりする原因を調べることができます。

 

その他、歯肉の下に埋まっている歯の確認や歯並びなど、さまざまな情報をレントゲンから得ることができます。

心配される方が多い被ばくについては、自然界で1年に受けている量が約1.5mSvなのに対し、歯科でのレントゲンは種類にもよりますが0.01~0.03mSvほどと、わずかな量です。

歯科治療にとってレントゲンは必要不可欠なものです。安心して検査を受けてくださいね。

もちろん、ご質問や不安なことがありましたら遠慮なくお声がけください。

2月の医院からのお知らせ

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2月14日(火)は、午後の診療は、院内研修のため休診とさせていただきます。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

その他、水曜・日曜は休診となっております。

ドライマウスについて

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こんにちは。新しい年になり、間もなく1か月が経とうとしています。

本年もみなさまの健康のお手伝いをするべく、スタッフ一同邁進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

ドライマウスは、口腔内が乾燥してしまう病気で、加齢や病気などで唾液の分泌量が減少することで起こります。

また、上下の前歯が嚙み合っていない方や上顎前突(いわゆる出っ歯)の方は口をずっと閉じていられず、無意識のうちに口が開いていることも多く、いつの間にか正しい呼吸法である鼻呼吸ではなく、口呼吸となってしまい、乾燥した空気がお口の中に直接入り込んでしまいます。

特に乾燥する冬は注意が必要です。また、お年寄りなどは、口唇の筋肉が衰えて口が開いたままになってしまうことがあります。

これから始まる花粉症の季節には、「抗ヒスタミン薬」を服用する方も増えますが、抗ヒスタミン薬をはじめとするいろいろな薬の副作用にも「唾液分泌の減少」があります。

唾液量が減少すると…

・お口の中が渇く

・口腔内の細菌が増える

・口がねばねばする

・むし歯や歯周病が進行する

・口臭がきつくなる

・味覚の減少

・話しづらい

・嚙みづらい

・飲み込みづらい

・入れ歯が装着しづらい

等の症状があります。

 

今年はコロナ渦になって鳴りを潜めていたインフルエンザも流行しています。

口腔内が乾燥すると細菌が増殖し、むし歯や歯周病などのお口の中の病気だけでなく、その細菌が体中に広がりさまざまな病気を引き起こす原因にもなるため、お口の中の環境を整えることは病気の予防になります。

口が開いたままになりやすい人はお部屋の中を加湿し、マスクをつけるなどの対応を積極的に行いましょう。

歯並びに問題がある人は歯列矯正を行うことが根本的な対策となります。ドライマウスの原因に対し、適切な対応をとるように心がけましょう!

令和5年(2023),1月の医院からのお知らせ

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1月10日(火)は、午後の診療は、休診とさせていただきます。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

その他、水曜・日曜は休診となっております。

2023年もよろしくお願いいたします。

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新年明けましておめでとうございます。

2022年は、明るい話題が少ない年ではありましたが、スポーツ界ではたくさんの嬉しい話題がありました。

ざっと思い返すだけでも冬季五輪での日本勢の活躍に始まり、プロ野球ロッテ佐々木朗希投手の完全試合。

ヤクルト村上宗隆選手は史上最年少で三冠王となり、おまけに「村神様」で今年の新語・流行語大賞にも選ばれましたね。

メジャーリーグでは大谷翔平選手は今年も二刀流で大活躍でした。

アルゼンチンの優勝で幕を閉じたサッカーワールドカップでは森保ジャパンが強豪ドイツ・スペインを破るという大金星を挙げました。

寝不足で翌日が大変だった方が日本中にいたことでしょうね。その他にもさまざまな競技において国内外で活躍している姿を見ることができました。

 

今年は卯年(うさぎ)年

うさぎといえば立派な前歯が印象的で、モグモグモグモグ…としっかり臼歯ですりつぶして食べる様子が見られることから、「歯が丈夫」なイメージがありますが、うさぎの歯は一生伸び続けるという特性を持っているため、歯を使ってすり潰して食べたり、歯ぎしりをしたりして長さの調節をしているそうです。

また、伸びてくる段階で咬み合わせが悪くなる「不正咬合」のトラブルが出たりすることがあるとか。

お口の中にトラブルがあると体のさまざまな所に不調が出ることもあるそうで、そういう所は人間と同じですね。

卯年は、「芽を出した植物が成長していき茎や葉が大きくなる時期で、目に見えて大きく成長する年」だといわれるそうです。

ここ数年、何かと暗い気分になることも多かったですが、2023年はうさぎのようにぴょんぴょん跳ねるようなワクワクが多い年になるといいですね

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

歯磨き間違っていませんか?

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早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。年末に向けて慌ただしくされている方も多いのではないでしょうか。

今回は、年を越す前にぜひとも読んでいただきたいブログです。ぜひ最後までご覧ください。

 

さて突然ですが、皆さんは歯磨きを1日何回されていますか?

大半の方は、1日に2回か3回くらいではないでしょうか。

回数を決めて、歯磨きを習慣的に行うのは大変すばらしいことです。ですが、実は多くの人が1分か2分程度で「サーッ」と歯磨きを終えてしまっているようです。

忙しい中歯を磨く習慣を続けるというのは大変なことですが、口の中に歯ブラシを滑り込ませる程度にパパっと終わらせてしまう歯磨きでは、虫歯や歯周病を予防する上ではあまり効果的とは言えません

当たり前のように感じると思いますが、歯磨きの大切なポイントは、「きちんと汚れを落としきること」

そしてその汚れをしっかりと落とすタイミングというのがとても重要です。

 

1日の中で一番大切なのは「夜寝る前」の歯磨きです。

極端な話ですが、夜寝る前の歯磨きさえしっかりとできていれば、1日に1回の歯磨きでも虫歯や歯周病を予防することは可能です。なぜなら、虫歯や歯周病は就寝中の唾液の分泌が落ちている時が一番発症しやすく、進行しやすいからです。

1日に3回磨き残しだらけよりも、1日に1回夜寝る前に、時間をかけてじっくりと隅々まで汚れを落とす方がよっぽど効果的というわけですね。

ちなみに歯の汚れを隅々まで落とすためには10分〜15分ほど歯磨きの時間が必要だとされています。

鏡の前で10分以上だと少しきついかもしれません。そんなときはお風呂に入りながら、テレビを見ながら、でも構いません。夜寝る前に時間をかけて丁寧に磨く習慣をつければ、朝や昼に行う歯磨きは短くても大丈夫です。

磨き残しが気になる方は、ぜひ年を越す前にメインテナンスへご来院ください。

お口の中もスッキリして良い年をお迎えください♪