咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)

歯周病じゃないのに歯がぐらぐらする?

歯がぐらぐらするといった場合、主な原因として歯周病の可能性が疑われます。 しかし、かみ合わせの不具合や、食いしばり・歯ぎしりなどによっても、歯が 揺れてきたり、場合によっては、むし歯のように痛む・むずむずする・浮いた 感じがするといった症状があらわれることがあります。こうした、かみ合わせ などによって引き起こされる歯の障害を「咬合性外傷」といいます。

無理な力がかかると歯を支えている骨が減っていく

日ごろからかみ合わせが悪かったり、食いしばり、歯ぎしりなどをしていると、必要以上の大きな力がかかります。これを繰り返していると、歯そのものへの影響はもちろん、歯を支えている骨が減っていき、少しずつぐらぐらになっていきます。
歯を支える歯槽骨が減り、歯がグラグラになる

歯周病の人はさらに注意!

歯周病にかかると、歯周病菌により歯を支えている骨がすこしずつ溶けていきます。この状態で、かみ合わせの不具合、食いしばり、歯ぎしりなどによって、さらに無理な力がかかると、一気に歯を支えている骨が減り、どんどんぐらぐらになっていきます。
支えている骨(歯槽骨)が、一気に減ることも…!

治療方法はさまざま。しっかり原因を無くそう!

治療は、その根本的な原因をなくしていくことが必要になります。かみ合わせの調整や歯に悪い癖をなくしたり、あるいはマウスピースなどを製作して治療する場合もあります。また、歯周病になっている場合は、歯石取りなどの歯周病治療も必要です。
原因を特定し、
根本的な治療が必要